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アップルがインテル5G買収、TSMCなど受注拡大へ


ニュース 電子 作成日:2019年7月29日_記事番号:T00084859

アップルがインテル5G買収、TSMCなど受注拡大へ

 米アップルは25日、米インテルのスマートフォン向けのモデムチップ事業を買収することで同社と合意したと発表した。インテルから第5世代移動通信(5G)などの重要特許やシリコンIP(知的財産)を取得することで、早ければ2021年か22年に自社設計による5GモデムチップをiPhoneやiPadに搭載できるとみられる。27日付工商時報が報じた。

 アップルは同社初の5Gモデムチップの生産を台湾積体電路製造(TSMC)に委託し、TSMCは7ナノメートル製造プロセス、またはさらに先端の製造プロセスで生産すると観測されている。TSMCのウエハーレベルパッケージングも採用するとみられるが、周辺の高周波(RF)部品とRFフロントエンドモジュール(RFFEM)はシステム・イン・パッケージ(SiP)とミックスト・シグナルテスト技術を採用するため、パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)と京元電子(KYEC)が受注すると予想される。

 インテルは5G基地局と高速インターネット市場、自動運転車、モノのインターネット(IoT)など5Gエッジコンピューティング機器市場で、引き続き5Gに対応する通信チップ開発を行う。パッケージング・テスティングはKYECが受注を継続するとみられる。