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IC設計、ハイシーズンの下半期見通し好調


ニュース 電子 作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008486

IC設計、ハイシーズンの下半期見通し好調

 
 IC設計業界は下半期にハイシーズンに入り、各社共に上半期より成長が見込めそうだ。30日付工商時報が報じた。

 聯発科技(メディアテック)は第2四半期、携帯電話用チップの出荷が、中国のホワイトブランド(中国地場ブランドの携帯電話の総称)の需要減の影響を受けつつも前期比3割増を維持できる見通しだ。下半期は、中国の建国記念日に当たる10月1日の国慶節の連休やクリスマスがあるため、上半期よりさらに成長が見込めるもようだ。

 聯詠科技(ノバテック)は、7月の業績は増加する見通しだが、第3四半期はパネル業界の景気次第だという見方を示した。一方アナリストは、前期比で2割増が見込めると予測している。

 原相科技(ピクスアート・イメージング)は、第2四半期の売上高は一けた成長の見通し。下半期は、任天堂のゲーム機、「Wii(ウィー)」がハイシーズンに入り、同社が提供するCMOSイメージセンサチップの出荷量の安定成長が見込めること、マウスなどもハイシーズンに入ることから、上半期を上回る業績が期待できそうだ。

 瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)は、6月の売上高が予測を上回る14億5,000万台湾元(約51億円)となり、7月も成長が見込めるとアナリストはみている。聯華電子(UMC)傘下の智原科技(ファラデー・テクノロジー)は、第3四半期の単月の売上高が、5億元以上の高い水準まで回復しそうだ。