ニュース 政治 作成日:2019年7月29日_記事番号:T00084875
野党・国民党は28日、全国代表大会を開き、韓国瑜高雄市長を2020年1月の総統選挙の党公認候補として正式に指名した。韓氏は演説で、民進党政権の「腐敗」「権力志向」などを批判し、台湾の民主主義や経済が後退したと指摘。「蔡英文総統は再選を目指そうとしているが、市民は心の中で我慢ならないと叫んでいる」などと述べた。29日付聯合報などが伝えた。
経済振興と台湾の安全を主軸に、「中華民国」の重視を訴えた韓氏。国民党内の結束を保てるかが試される(28日=中央社)
韓氏は今月、総統選の党公認候補を決める世論調査方式の予備選で、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長らを大差で破り、公認候補に内定していた。
韓氏は「来年選ぶのは色ではなく方向だ。青(国民党)でも緑(民進党)でも白(無所属)でもなく、台湾と中華民国が歩むべき正しい方向を選ぶものだ」と訴え、「中華民国の存亡、台湾の次の世代の未来という生死に関わる鏖戦(おうせん)だ」と位置付けた。
ただ、全国代表大会に、予備選で韓氏に敗れた郭氏は姿を見せず、党内の団結には不安を残した。呉敦義党主席は「国民党が分裂すれば、蔡政権の『劣政』継続に有利に働く」と危機感をあらわにした。
一方、全国代表大会では、国民党員の総統は、在任中は党主席を兼任するとした条項を撤廃する党章(党規)の改正案を可決した。
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