ニュース 社会 作成日:2019年7月29日_記事番号:T00084881
台湾を代表する現代舞踊団「雲門舞集(クラウド・ゲイト)」の創立者でアートディレクター(AD)を務める林懐民氏(72)が演出を手掛ける最後の屋外公演が27日、台北市の国家両庁院の芸文広場で行われた。今年いっぱいでの引退を表明している林氏は上演後、約4万人の観衆による拍手が鳴り響く中でステージ上に姿を現し、「私は屋外の観衆に育てられた舞踏家です。皆さんありがとう」と述べ、深々と一礼して舞台を後にした。28日付聯合報が報じた。
林氏(右)。20年余りで数百万人から拍手をもらい、台湾人共通の思い出を作り出した(27日=中央社)
雲門舞集は1992年5月に中正紀念堂の広場で初めての野外公演を挙行。さらに96年以降、24年間にわたり台湾全土62カ所で屋外公演を開催した他、ほぼ毎年、国家両庁院芸文広場で無料公演を実施してきた。
市民の政治熱が高かった時代、雲門舞集の公演は政治集会以外で数万人を集めることができる唯一のイベントだった。海外メディアからは「世界最大の舞踏イベント」と称された。
雲門舞集は毎年、世界各国で公演を行うようになったが、林氏は「雲門のダンサーは世界に台湾のことを知らしめたが、より重要なのは旅が終わって(国家両庁院芸文)広場で皆さんと再会することだった」と語り、台湾市民の支援が同グループを支えたと感謝を述べた。
雲門舞集は年間100日近い海外公演を行っており、林氏(中)は「魯肉飯(豚肉のかけご飯)が恋しくなる」と語った(27日=中央社)
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