ニュース 石油・化学 作成日:2019年7月30日_記事番号:T00084894
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者、王永慶氏の遺産相続を巡り、同氏の死後の2013年にバミューダ諸島に信託会社「オーシャンビュー・プライベート・トラスト」が設立され、グループ主要4社の株式約4億米ドル相当が信託資産となっていることが判明した。30日付自由時報が伝えた。
王永慶氏が亡くなって10年が過ぎた。王文洋氏は「真相を究明したい」と話している(中央社)
同信託会社の管理人はグループの重鎮、洪文雄氏、グループ総裁の王文淵(ウィリアム・ウォン)氏、グループ管理センター常務委員の王文潮氏ら計5人で、王永慶氏の遺産相続権を争う同氏の長男、王文洋・宏仁集団総裁は「遺産の遺留分侵害」に当たるとして、台北地方検察署に告発したもようだ。
王文洋氏は父親の海外資産を把握するため、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の資料を分析し、オーシャンビューの存在を突き止めた。同社には王永慶氏が生前に設立した信託会社からグループ主要4社の株式が移転されていた。王文洋氏は4社の株式が全ての相続人の同意を得ることなく移転されたことを問題視している。
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