ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

OBI傘下円祥生命の抗体薬、中国企業にライセンス付与


ニュース 医薬 作成日:2019年7月30日_記事番号:T00084895

OBI傘下円祥生命の抗体薬、中国企業にライセンス付与

 新薬開発会社、台湾浩鼎生技(OBIファーマ)の子会社、円祥生命科技(APバイオサイエンシズ)は29日、開発中のがん治療関連の抗体薬3種類について、中華圏(中国本土・香港・マカオ)での独占的な臨床開発・生産・販売ライセンスを、中国の天士力生物医薬に付与すると発表した。OBIは円祥生命に67%出資しており、今回の新薬ライセンス付与で今後の業績への貢献が期待される。30日付工商時報が伝えた。

 契約金額は450万米ドルで、将来のマイルストーン収入や販売後の利益分配も契約に含まれている。

 ライセンスの対象となる抗体はいずれも臨床試験前の段階で、▽免疫チェックポイント阻害剤のAP201(PD-L1/OX-40の二重特異性抗体)▽免疫チェックポイント阻害と血管増殖阻害を行うAP505(PD-L1/VEGFの二重特異性抗体)▽免疫細胞のT細胞活性化を行うAP116(CD137レセプター活性化モノクローナル抗体)──の3種類。

 両社は抗体新薬の共同開発に取り組み、天士力は円祥生命のプラットフォームを活用し、今後4年間で最大8種類の製品を開発していく。天士力は上海A株上場企業。