ニュース 運輸 作成日:2019年7月30日_記事番号:T00084902
1998年に廃線となった苗栗県三義郷と台中市后里区を結ぶ台湾鉄路(台鉄)の旧路線「旧山線」について、林佳龍交通部長は29日に現地を視察した際、観光路線として復活させるための経費15億~17億台湾元(約53億~60億円)を中央政府が負担すると表明した。運行再開は2023年の見通し。30日付工商時報が報じた。
林交通部長は昨年12月まで台中市長を務めており、「旧山線は台湾の鉄道文化にとって重要な路線で、市長時代から運行再開計画を進めていた」と強調し、復活に向けて強い意欲を示した。
旧山線は沿線に観光地化した鉄道関連の遺構が多く、風景も美しいため、地元自治体や市民から復活を望む声が上がっていた。運行再開によって、▽苗栗鉄道文物展示館▽龍騰断橋(魚藤坪断橋)▽大甲渓鉄橋(花樑鋼橋)▽后里花博園区──などを結ぶ観光路線が実現する。また、台鉄・縦貫線(基隆市~高雄市)との連絡によって、彰化扇形庫や台鉄・集集線(彰化県二水郷~南投県水里郷)を含む、鉄道関連の広域観光エリアの形成が期待される。
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