ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

プレックスバイオ、デンカが33%出資へ


ニュース 医薬 作成日:2019年7月31日_記事番号:T00084921

プレックスバイオ、デンカが33%出資へ

 総合化学品メーカーのデンカ(本社・東京都中央区、山本学社長)は30日、業務提携先の台湾の医療機器メーカーで病原体微生物同定・薬剤耐性菌遺伝子検査システム「IntelliPlex」を手掛ける博錸生技(プレックスバイオ)の株式33.4%を、第三者割当増資の引き受けにより取得すると発表した。6月にプレックスバイオの株主総会で承認済みで、金融当局の認可を経て9月にも手続きを完了し、プレックスバイオの最大株主に浮上する見通しだ。財訊快報などが30日伝えた。

/date/2019/07/31/09denka_2.jpg「IntelliPlex」システムは、表面にバーコードを刻印した磁性マイクロディスクに抗体や遺伝子測定用のプローブを固定することで、同時多項目測定を実現する(デンカリリースより)

 デンカは、両社のパートナーシップを強化することで、薬剤耐性菌対策などに役立つ病原体微生物同定・薬剤耐性菌遺伝子検査システムの診断薬と診断機器の開発を加速すると説明した。▽同時多項目測定▽高感度▽イムノアッセイ(免疫測定法)と遺伝子検査双方に対応──などの特長を持つ「IntelliPlex」システムへの高評価が出資につながった。

 デンカは2016年9月にプレックスバイオと提携契約を結び、「IntelliPlex」システムの日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)域内での独占販売権と試薬の開発・販売権を取得したのに続き、18年1月には病原体微生物同定・薬剤耐性菌遺伝子診断機器の共同開発で合意していた。