ニュース 社会 作成日:2019年7月31日_記事番号:T00084932
国家安全局(国安局)の職員が蔡英文総統の外遊を利用し、大量の免税たばこを不正に持ち込もうとして摘発された密輸事件で、総統府は30日、護衛を担当する侍衛室の特定人物が1,000カートン以上を購入していた事実が判明したと明らかにした。31日付聯合報が伝えた。
黄報道官は30日、国安局が1週間以内に調査結果と今後の対策を発表すると述べた(30日=中央社)
密輸たばこを購入した人の購入量は大半が50~100カートンだったが、1,000カートン以上の購入者が1人、800~900カートンの購入者が1人いたという。黄重諺・総統府報道官は「一部の人物の購入量は常識的範囲を超えている。違法行為については捜査当局に積極的な捜査を求める」と述べた。
総統府の調べによると、これまでに79人が計8,074カートンの密輸たばこを購入したことが判明。部門別の密輸たばこ購入量は侍衛室が4,999カートンで最も多く、次が国家安全局の2,625カートンだった。
台北地検は30日までに密輸たばこの購入者67人から事情聴取を行い、31日にも15人の聴取を予定している。検察は誰が購入者を募っていたのかなど事件の核心を解明するため、全ての購入者から事情を聞き、今後の捜査方針を決定する構えだ。
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