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鴻海SDPの広州パネル工場、生産開始


ニュース 電子 作成日:2019年8月1日_記事番号:T00084934

鴻海SDPの広州パネル工場、生産開始

 鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)前董事長が出資する堺ディスプレイプロダクト(SDP)傘下の超視堺国際科技(堺SIOインターナショナル広州)は31日、中国・広州市の第10.5世代工場で生産を開始した。9月にも量産体制に入る予定で、鴻海グループの群創光電(イノラックス)の8K大型テレビ向けに供給するとみられる。1日付経済日報が報じた。

/date/2019/08/01/01sio_2.jpg主要設備の高精度露光装置の搬入から168日で生産にこぎ着けた(31日=中央社)

 同工場では、最初の製品となる65インチパネルの生産記念式典を行った。75インチ製品も生産する予定だ。総投資額は610億人民元(約9,700億円)。

 同工場の朱啓宝総廠長は、業界最速のスピードで生産能力拡大と良品率向上に努めると説明した。

 供給を受けるとされるイノラックスのテレビ本体出荷台数は今年600万台と、世界第15位から10位以内に浮上し、8位の鴻海と肩を並べる見通しだ。

 鴻海グループはパネル事業の強化を進めており、シャープがSDPの子会社化を目指す考えを表明している他、鴻海が米ウィスコンシン州で第6世代パネル工場の建設を進めている。