ニュース 電子 作成日:2019年8月1日_記事番号:T00084938
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が31日発表した第2四半期純利益は65億300万台湾元(約228億円)で、前期比90.4%増、前年同期比12.6%減だった。同社は、米中貿易戦争の先行き不透明感によってテレビ向けICの調達が早まったことで、スマートフォン向け新製品とスマートホーム向けも好調だったと説明した。1日付工商時報などが報じた。
同社は車載向けで顧客との共同開発(デザインイン)に入っており、関連分野の売上高は来年数倍に成長する見通しだ(31日=中央社)
第2四半期連結売上高は615億6,700万元で、前期比16.8%増、前年同期比1.8%増だった。モバイル製品向けの売上高構成比は30~35%で従来の40%を下回った一方、電源管理、モノのインターネット(IoT)、特定用途向けIC(ASIC)向けの成熟製品は33~37%、スマートホーム向けは30~35%に上った。粗利益率は41.9%で前期比1.2ポイント上昇、前年同期比3.7ポイント上昇し、過去15四半期で最高を記録した。
同社は第3四半期見通しについて、売上高は653億~702億元と前期比6~14%増、粗利益率は40~43%と高水準を維持するとみている。
同社は下半期、第4世代移動通信(4G)対応のスマホ向けシステム・オン・チップ(SoC)「P90」と、第3四半期に量産開始するゲーミング(ゲーム用)スマホ向け新製品「G90」が貢献する見通しだ。同社初の5G対応SoCは第3四半期にサンプル送付、来年第1四半期に量産に入る他、2番目の5G対応SoCは来年上半期に搭載製品が発売される見通しだ。
蔡力行執行長は、アップルによるインテルモデムチップ部門の買収について、予想されたことであり、メディアテックの戦略への影響はないと述べた。
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