ニュース 政治 作成日:2019年8月1日_記事番号:T00084955
柯文哲台北市長は1日午前、記者会見を開き、新党「台湾民衆党」を旗揚げし、来年1月の総統選挙と同時に実施される立法委員選挙での議席獲得を狙うと表明した。ただ、柯氏自身の総統選出馬や、国民党予備選で敗れた郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長との連携説については明言を避けた。
柯市長(中)。総統選への出馬は郭氏の動向が鍵を握るとみられている(1日=中央社)
台湾民衆党は、日本統治時代に同名の政治結社を率いた蒋渭水氏の誕生日とされる6日に結党大会を開く予定だ。既に内政部への届け出も終えている。
柯氏は「国会(立法院)入りを果たすことが一つの目標だ」と述べる一方、擁立候補については、「現時点で名簿はなく、人選を始めたところだ」と説明した。
総統選への出馬可能性については「地方首長に当選して数カ月で総統選出馬の動きを見せるのは誤りで、異常な社会現象だ」と発言し、不出馬もにおわせた。その上で「9月17日が(総統選の)候補登録最終日であり、当日登録しなければ、出馬しないということだ」と述べ、出馬判断を9月まで先送りする可能性を示唆した。
柯氏はまた、連携説がささやかれている郭氏とは「まだ会っていない」とした上で、「各候補者には長所と短所がある。郭氏は企業経営者として行政能力には問題はないが、巨額の資産が米国、中国、日本にある。政権に就いた後、海外の利益によって影響を受けることはないのか説明が必要だ」と語った。
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