ニュース 社会 作成日:2019年8月1日_記事番号:T00084956
きょう8月1日は、台湾で「鬼月」と呼ばれる旧暦7月(今年は29日まで)の初日に当たる。鬼月は、あの世の門が開き、さまざまな霊がこの世に来て悪さをする不吉な月と言い伝えられている。台北市にも霊が立ち寄りそうな場所がいくつかあるので紹介したい。
若者でにぎわう台北市の繁華街、西門町(万華区)はかつて集合墓地があり、地下には今でも無数の死者が眠っているとされる。赤レンガの歴史的建築物「西門紅楼」の裏手に続く施設は上空から見ると「十字架」の形状となっているが、これは地下の霊を封じ込めるためだ。
歴史研究者の黄永銓氏によると、西門紅楼では、ヘルメットをかぶった旧日本軍兵士が十字架施設の屋上を歩く姿が目撃されるなど、怪奇現象が頻繁に発生しているという。昨年7月にこの十字架施設で鎮魂儀式が執り行われた際、地下室から突然火の手が上がり、関係者を驚かせた。今年6月末には、深夜に休憩室で休んでいた警備員が突然叫び声が上がったのを耳にしている。
また台北都市交通システム(MRT)西門町駅近くに位置する廟(びょう)、「台北天后宮」は、日本統治時代に真言宗の寺院、弘法寺があった場所に建立されている。天后宮では毎年、日本から高僧を招いて法会を開いているが、その最中、室内に黒い雲が立ち込め、怪しい黒い物体が空中を旋回するそうだ。
黄氏によると、総統府もかつては墓地で、前方の花壇の地下には今も墓が埋まったままとなっているという。特に李登輝総統時代には、会議室から故蒋介石総統の声が聞こえるのを憲兵が耳にするなど、怪奇現象が最も深刻だった。
台北市内にはこの他にも、白色テロの時代に多くの受刑者が銃殺された万華区の馬場町紀念公園、過去33年間に火災や飛び降り自殺などにより24人の死者が出た「錦新大楼」(中山区)など有名心霊スポットが存在する。鬼月の間にこれらの場所に近づく際は注意をした方がよいかもしれない。
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