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2年9カ月ぶりの円高元安、対中関税第4弾で


ニュース 金融 作成日:2019年8月2日_記事番号:T00084973

2年9カ月ぶりの円高元安、対中関税第4弾で

 トランプ米大統領が1日、9月1日よりスマートフォンやノートパソコンを含む中国製品3,000億米ドル相当に第4弾の制裁関税(追加関税率10%)を課すと表明したことを受け、外国為替市場ではリスク回避で円が買われ、一時1米ドル=106円台まで上昇した結果、台湾元は対日本円で一時1円=0.2963元と、2016年11月15日以来の円高元安となった。自由時報電子版などが報じた。

 2日正午の台湾元相場は、1米ドル=31.34元で前日比0.158元安だった。

 自由時報によると、2日に5万元を日本円に両替した場合は16万8,747円で、今年3月4日と比べて1万464円の減少で、昨年初めと比べれば2万1,078円少なくなる計算だ。夏季休暇で帰省する日本人や訪日旅行者は負担が増えそうだ。

台湾株182ポイント下落

 2日は中国や日本などアジアの主要株式市場が大幅に下落し、台湾株式市場の加権指数も1万549.04ポイントと前日比182.71ポイント(1.7%)下落した。

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の株価は1.9%下落、スマホ用カメラレンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)は7.9%下落、EMS(電子機器受託生産サービス)最大手、鴻海精密工業は3.4%下落した。