ニュース 金融 作成日:2019年8月2日_記事番号:T00084974
2020年上半期にもインターネット専業銀行3行が開業する見通しとなり、銀行関係者は、ネット銀行が▽手数料ゼロ▽低利融資▽高い還元率──を導入し、銀行業界に価格競争をもたらすと懸念している。2日付蘋果日報が報じた。
業界関係者は、既存の銀行がデジタル口座サービスを提供している以上、後発となるネット専業銀行は預金利息の引き上げや還元などで顧客を集めるしかないと指摘した。ネット専業銀行では将来、2%以上の高い利息や、振替や振り込みに対する還元もあり得ると予測した。
既存銀行は純金利マージンが低い上、政府の規制で高リスク商品を扱えない。ネット専業銀行の参入で銀行業界に価格競争が勃発すれば、既存銀行の収益はますます圧迫されそうだ。
なお、金融監督管理委員会(金管会)が当初2行を予定していた設立認可を3陣営全てに与えたのは、評価が高かった順に▽楽天を中心とする楽天国際商業銀行(楽天インターナショナル・コマーシャル・バンク)▽LINE(ライン)を中心とする連線商業銀行(LINEバンク)▽中華電信を中心とする将来商業銀行(ネクストバンク)──だったので、台湾勢のネクストバンクをねじ込むためだったとの見方も出ている。
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