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台湾船、中国軍艦と接触か


ニュース 社会 作成日:2019年8月2日_記事番号:T00084979

台湾船、中国軍艦と接触か

 7月31日午後7時40分ごろ、台湾籍のばら積み船「友泰一号」が金門県料羅港の南南東約19.5カイリ(約36キロメートル)の公海上で中国の軍艦とみられる大型船と接触し、右舷前部に長さ2~3メートルの擦過傷を負った。大型船は損害賠償を協議するためアモイまで同行するよう要求したが、友泰一号の船長は拒否。駆け付けた海洋委員会海巡署第9(金門)海巡隊の巡視船により午後11時54分ごろ料羅港に護送された。2日付自由時報が報じた。

/date/2019/08/02/17ship_2.jpg友泰一号。船員にけがはなかった(1日=中央社)

 友泰一号は31日午後6時30分に金門を出発し、高雄に向かっていた。大型船は2万9,000トン級のドック型揚陸艦「龍虎山号」とみられ、台湾の民間船が中国の軍艦と接触した初のケースだ。

 海巡署第9(金門)海巡隊は巡視船2隻を派遣し、大型船に損害を確認するため停船するよう命じたが、大型船は修復のため港に戻る必要があるとして応じなかった。

 台湾海洋大学運輸科学系の方信雄兼任教授は「接触が起きたのは台湾海峡の公海上であり、中国の軍艦が台湾の貨物船に中国への同行を要求する権利はない」と指摘した。