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華新麗華のステンレス事業、中国一貫生産化が来年末完了


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年8月5日_記事番号:T00084993

華新麗華のステンレス事業、中国一貫生産化が来年末完了

 電線・ケーブル大手、華新麗華(ウォルシン・リーワ)は2日、中国・山東省煙台市で進めるステンレスの一貫生産化について、熱間圧延工程の設置工事が来年末に完了し、2021年より業績貢献が見込めると明かした。同事業向け支出は、華新麗華の今後1~2年の設備投資の主要項目となる見通しだ。3日付工商時報が報じた。

 同社は昨年、煙台工場に1億米ドルの現金増資を実施し、今年5月には10億台湾元(約33億5,000万円)を投じて設備調達を行った。

 潘思如・総経理室処長はステンレス事業について、中国やインドネシアで相次ぐステンレス新工場稼働、中国政府が米中貿易戦争による貿易障壁の高まりを受け実施した一部鋼材に対する輸出増値税(付加価値税)還付によって、競合がコスト面で有利に立っていると指摘。昨年下半期の利益は上半期比で減少。今年第2四半期は業績が安定したものの、前年同期の水準には依然回復していないため、製品構成やサイズの調整、新製品の開発に取り組み、高付加価値化を進めていくと説明した。