ニュース 社会 作成日:2019年8月5日_記事番号:T00085007
国家安全局(国安局)の職員が蔡英文総統の外遊を利用し、大量の免税たばこを不正に持ち込もうとして摘発された密輸事件で、交通部は2日、中華航空(チャイナエアライン)が提出した調査報告を公表し、事前に購入した免税たばこは政府専用機に搭載せず、空港の倉庫に保管しておくことで税関の検査を回避する手口が、2016年3月の馬英九前総統の最後の外遊以来取られていたことを明らかにした。3日付蘋果日報が報じた。
羅・前中華航空副総経理(右2)と邱・空品処前副総経理(右3)は1日夜、新北地方検察署に続き、台北地方検察署に送られ事情聴取を受けた(2日=中央社)
この手口は通関と駐機場作業の管理規定に違反しており、16年3月当時の羅雅美・中華航空シニア副総経理と邱彰信・空中商用品供応営銷処前副総経理が送検された。当時の免税たばこ販売量は3,600カートン以上。
規定違反の免税たばこ引き渡しや、倉庫預かりを誰が指示したのかについて交通部は、証拠隠滅の恐れがあり、まだ発表できないと説明した。
国安局の調査によると、今回の免税たばこ購入者は、免税たばこの調達役を務めてきた呉宗憲容疑者(前少校=少佐に相当)を含む76人で、購入量は7,977カートン。中華航空が先日発表した販売量1万9カートンと差があるが、呉容疑者が拘束されており、確認できていないと説明した。購入者は全員、自己使用や土産用と証言した。
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