ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年8月6日_記事番号:T00085017
7月のバイク新車登録台数は、前年同月比8.12%増の8万6,551台で、今年最高だった。5~6月は、納税期や来年1月の総統選挙に向けた二大政党の予備選に消費者の関心が向いたことで販売が落ち込んだが、大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月1~29日)入りを前に、夏休み中の学生や新社会人向けの販売が集中した。6日付工商時報が報じた。
ガソリンバイク大手4社が、政府補助4,000台湾元(約1万3,500円)が受けられるアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)搭載車種を強化し、ガソリンバイクの市場シェアは85%以上に回復した。
ブランド別首位は、光陽工業(KYMCO、キムコ)の2万8,230台(前年同月比1.8%増、シェア32.6%)だった。幅広い価格帯のABS搭載125ccモデル6車種を投入したことが貢献した。2位は台湾山葉機車工業(ヤマハモーター台湾、YMT)の2万2,279台(3.6%増、シェア25.7%)、3位は三陽工業(SYM)の1万8,005台(8.1%増、シェア20.8%)だった。
4位は電動バイク最大手、睿能創意(Gogoro台湾)の1万1,698台(前年同月比108.4%増、シェア13.5%)で、過去最高だった。5位は「PGO」ブランドの摩特動力工業(MPI)の3,266台(4.3%増、シェア3.8%)だった。
7月の電動バイク新車登録台数は前年同月比75%増の1万2,591台で、過去最高を更新した。3カ月連続の1万2,000台超えだった。
1~7月のバイク新車登録台数は48万1,751台だった。前年同期比1.15%増とプラス成長を回復した。
8月は「鬼月」のため、新車登録台数が前月比10~15%落ち込む見通しだ。キムコはABS車種に引き続き注力、ヤマハは学生向けプロモーションを8,000元に引き上げる。PGOは、台中市政府の第6期排ガス規制基準のバイク買い替え補助が貢献し、「BON 125 ABS」の販売増が期待できる。
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