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「インフレ撃退に全力」、彭中銀総裁が決意表明


ニュース 金融 作成日:2008年7月1日_記事番号:T00008502

「インフレ撃退に全力」、彭中銀総裁が決意表明

 
 インフレ圧力が日増しに高まる状況を受け、彭淮南中央銀行総裁は30日、「中銀は物価安定を優先し、インフレ撃退に全力を尽くす。必要とあらば融資利率引き上げや預金準備率引き上げなどあらゆる手段を用いるつもりだ」と強い決意を表明した。1日付聯合報が報じた。

 彭総裁はまた、インフレ撃退のために通貨緊縮政策を採り、公定歩合の引き上げを続ける考えも示唆した。

 中銀は先月26日、預金準備率の大幅な引き上げを発表し、株式市場ではこれが株価下落の原因となったとされ、「彭淮南下落だ」という声も上がった。

 これについて彭総裁は、「準備率引き上げは、各銀行が中央銀行に持つ預金の一部を準備金口座に移すもので、融資向け資金や株価への打撃はあり得ない」と反論した。彭総裁によると、2007年3月以降、中銀は6回の公定歩合引き上げを行ったが、うち4回でその後株価が上昇したという。