ニュース 金融 作成日:2008年7月1日_記事番号:T00008504
台湾での人民元両替業務スタートとなった30日、様子を見に銀行を訪れた市民は多かったものの、実際に両替された金額はそれほど多くなかったもよう。人民元の買い取りと販売の差額が一般的な外貨に比べ大きいことがその原因のようだ。1日付聯合報などが報じた。
30日の交換レートでは、銀行で1万人民元を購入するには約4万5,500台湾元が必要だが、1万人民元を銀行に売るとなると約4万3,300元しか手に入らないことになる。その差額は2,000台湾元以上に上る。ちなみに闇市場での交換レートは買い取り4.3台湾元で、販売レートは4.4元となっているという。
また、中央銀行によると、業務開始初日に両替額が最も多かったのは国泰世華商業銀行で、買い取りが販売を40万人民元上回った。
なお、7、8月の間は民間では両替手数料を取らない銀行がほとんどだが、一部では人民元買い取りのみ100台湾元(約350円)の手数料を取ったり、自行が販売した人民元のみを買い取る銀行もあるようだ。中国信託の曽清伝副総経理は、「人民元は偽札が少なくないため、リスクを低下させる必要がある」とその理由を語っている。
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