ニュース 機械 作成日:2019年8月7日_記事番号:T00085040
工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財総裁は6日、日韓貿易対立を受け、韓国半導体大手が日本以外の原材料や重要部品のサプライヤーを探しており、同社と傘下の大銀微系統(ハイウィン・マイクロシステム)が問い合わせを受けたと明かした。第4四半期にも受注が増える見通しだ。7日付経済日報などが報じた。
卓総裁は、米中貿易戦争による生産拠点移転関連の機械設備需要は、来年以降顕在化するとの見方を示した(6日=中央社)
卓総裁によると、韓国半導体大手は遅くとも3カ月以内に第2サプライヤーを選ぶ計画で、同社などは駆動部品やシステムについて問い合わせを受けた。受注に向けて準備を進める。
この他、米中貿易戦争の再燃を受けた通貨安については、人民元や韓国ウォンと歩調を合わせ、台湾元も適度に引き下げるべきとの見解を示した。
ハイウィンが同日発表した7月連結売上高は21億1,600万台湾元(約71億3,000万円)で前月比1.5%増、前年同月比24.7%減と、過去最高だった前年同月の水準には及ばなかったが、同月として過去2番目に高かった。8月は欧州の夏季休暇で売上高が落ち込むが、9~10月に回復が見込まれ、第3四半期通期では前期比横ばいとなる見通しだ。
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