ニュース 社会 作成日:2019年8月7日_記事番号:T00085056
国家安全局(国安局)の職員が蔡英文総統の外遊を利用し、大量の免税たばこを不正に持ち込もうとして摘発された密輸事件を受けて、財政部関務署は6日、総統外遊時の随行員は国家機密に関わる場合を除き、国賓同様の礼遇による通関時の優遇を取りやめる方針と表明した。7日付自由時報が伝えた。
方針は蔡英文総統の指示に沿ったもので、同署は15日にも外交部、国安局、交通部と会議を開き、正式に決定する見通しだ。これにより、総統の随行員は原則として、一般旅客と同様の通関手続きを踏むことになる。
関務署はまた、今回の免税たばこ密輸に関与した中華航空(チャイナエアライン)系のケータリング業者、華膳空厨(チャイナパシフィック・ケータリングサービス)に対し、管理不行き届きで15万台湾元(約51万円)の罰金を科したことも明らかにした。今後は全国に190カ所余りある保税倉庫に対するチェックも強化する。
一方、今回の事件で保釈されている中華航空機内用品部門の幹部職員が、同社の総統外遊随行員の名義で免税たばこを予約購入するなどの手口でたばこ47カートンを購入していたことが新たに判明した。
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