ニュース 商業・サービス 作成日:2019年8月8日_記事番号:T00085073
百貨店大手3社では今年、口紅の売上高が平均10%以上伸びている。ただ、不況になると口紅が売れる「口紅指数(リップスティック・インデックス)」現象が起きるとされ、業界では下半期の景気を不安視する見方が強まっている。8日付経済日報が報じた。
口紅指数は、有名化粧品ブランド、エスティローダーのレナード・ローダー前会長が命名した現象。同社では米国経済が低迷した1990年代や、米同時多発テロ事件が起きた2001年に口紅の売り上げが伸びた。
新光三越百貨は、口紅の上半期売上高が20%以上成長し、同社全体平均を上回った。遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)は口紅の1~7月売上高が9%増だった。
遠東そごうの呉素吟副総経理は、台北市・忠孝館では口紅の1~7月売上高が10~20%増加しており、口紅指数現象を裏付けていると指摘。消費の低迷については、昨年7月に軍人・公務員・教員(軍公教)の年金改革関連法が施行されたことによる影響が続いていると分析した。
こうした中、遠東そごう忠孝館では消費意欲を喚起するため、9月16日にフランスの超高級化粧品ブランド「クリスチャン・ルブタン」の店舗を開設する。台湾唯一の公式店舗だ。
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