ニュース 社会 作成日:2019年8月8日_記事番号:T00085081
映画産業を監督する中国の政府機関、国家電影局はこのほど、中華圏を代表する映画賞で台湾のアカデミー賞とも称される「金馬奨」の今年の授賞式(11月23日)に中国の映画関係者を参加させないとの方針を示した。これに対し、総統府の丁允恭報道官は、「文化に国境はなく、芸術に政治的な障壁を設けてはならない」と強調した上で、「自由な創作を奨励し、多様な考えを歓迎する映画祭への芸術関係者の参加を阻止する行為は賢明な決定ではない」とコメントした。8日付聯合報が報じた。
中国の映画関係者が今年は金馬奨の授賞式に参加しないとのニュースは7日、中国の国家新聞出版広電総局の機関紙「中国電影報」が、国家電影局からの情報としてソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて報じ、その後、国家電影局がこれを認めた。また中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の龍明彪副主任は同措置について「台湾の政治状況と民進党の蔡英文政権のせいだ」などと指摘した。
昨年の授賞式では、最優秀記録映画賞受賞作品の監督があいさつで「私たちの国が真に独立した個体として認められることが、一人の台湾人としての最大の願いだ」と発言し、中国の映画関係者がその後の行事をボイコットする騒動が発生。今年は、中国が同国作品を出品させないとの見方が浮上していた。
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