ニュース 社会 作成日:2019年8月8日_記事番号:T00085082
8日午前5時28分、宜蘭県沖を震源とするマグニチュード(M)6の地震が発生し、宜蘭県武塔で震度6など、各地で強い揺れを観測した。新竹科学工業園区(竹科)管理局は、宜蘭園区を含む竹科での被害は確認されていないと説明した。中央社電などが報じた。
幹線道路「蘇花公路」(省道台9線)の東澳区間(宜蘭県)で落石があったが、除去後に通行止めは解除された(8日=中央社)
交通部中央気象局によると、各地の震度は▽宜蘭市、震度5▽台北市、震度4▽新北市、震度4▽台中市、震度3──など。震源の深さは22.5キロメートルだった。
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、竹科と中部科学工業園区(中科)の工場は震度4に達しておらず、工場や設備を確認中と説明した。経済部工業局は、各地の工業区の被害状況を確認中だ。
地震が原因とみられる人的被害では、新北市中和区で60代女性が倒れたタンスの下敷きになり死亡した。
停電4千世帯以上
台湾電力(台電、TPC)によると、▽宜蘭県、3,067世帯▽台北市万華区、687世帯▽新北市林口区、642世帯──など4,300世帯以上で停電が発生したが、復旧した。消防によると、台北市、新北市などではエレベーターに閉じ込められたとの通報があった。台湾高速鉄路(高鉄)、台湾鉄路(台鉄)、都市交通システム(MRT)など交通機関は、安全確認のため一部出発が遅れたり、減速運転を行った。
宜蘭県内のコンビニエンスストア店内では強い揺れで商品が散乱した(8日=中央社)
蔡英文総統は地震発生直後にフェイスブック(FB)で、中央災害対策センターを設立し各県市政府と連絡を取り合っていると説明し、市民に落ち着くよう呼び掛けた。
中央気象局の陳国昌地震測報センター主任は、今回の震源はM6以上の地震が多い地域で、1週間以内にさらに大きい地震が起こる可能性も否定できないと語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722