ニュース 電子 作成日:2019年8月9日_記事番号:T00085102
鴻海科技集団(フォックスコン)系の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は8日、累積赤字を解消するため、資本金の34.46%に相当する148億1,000万台湾元(約500億円)の減資を董事会で決議した。9日付経済日報が伝えた。
黄南仁・亜太電信総経理(右)は、増資額のうちいくらを5G入札費用に充てるか、状況を見て調整すると説明した(8日=中央社)
台湾の通信キャリアが赤字解消のために減資に踏み切るのは初めて。減資後の資本金は281億7,200万元となる。同社は6月末現在で221億4,700万元の累積赤字を抱えていた。
一方、亜太電信は同日の董事会で第5世代移動通信(5G)の周波数帯入札に参加することを決議した。これにより、既存の通信キャリア5社が5Gへの参入を目指すことが確定した。
同社は5G入札費用などとして、150億元の増資を行う計画だ。減資・増資計画はいずれも10月2日の臨時株主総会で最終的に決議される。
増資には鴻海など大株主の支援が欠かせない。亜太電信には現在、鴻海が19.6%、交通部台湾鉄路管理局(台鉄局)が約10%、台湾大哥大(台湾モバイル)が3.45%を出資している。
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