ニュース 機械 作成日:2019年8月9日_記事番号:T00085104
精密プレス部品大手、和勤精機(CFTC)グループの黄湘怡副総経理は8日、中国・浙江省嘉興市の工場からハードディスクドライブ(HDD)用部品など生産ライン2本を台湾に移転させると表明した。米中貿易戦争による米国の中国製品に対する関税引き上げに応じた措置で、7日の董事会で9億4,400万台湾元(約32億円)を投じ、彰化県の全興工業区で土地と工場棟を購入することを決定した。9日付工商時報が報じた。
和勤精機が取得するのは、全興工業区の土地3,169.84坪と建物6棟(2,168.12坪)で、取引額は5億500万元。今月中に契約を締結し、工場棟の改修や設備の搬入を進め、2020年6月のプレス部品生産開始を見込む。同年末にHDD用部品の生産や表面処理プロセスの設備搬入が完了すれば、同社の生産能力は現在に比べ2割増強される見通しだ。
なお、和勤精機は現在、中部科学工業園区(中科)第4期二林園区(彰化県二林鎮)でHDD用部品や自動車、バイク、高級自転車用部品を生産する新工場の建設を進めていた。ただ、完成にさらに2年を要するため、生産移転が間に合わないと判断し、計画の変更に至った。
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