ニュース 電子 作成日:2019年8月12日_記事番号:T00085118
鴻海精密工業傘下のシャープが、米国向け電子製品の生産ラインの一部を中国からベトナムに移転する。米国が予定する対中制裁関税第4弾による影響低減が目的で、南部ビンズオン省で2020年度に新工場を稼働させる計画だ。12日付経済日報などが報じた。
新工場では、シャープ傘下のダイナブックのパソコンや、車載用ディスプレイ、空気清浄機などを生産する。投資額は非公開。同工場運営のため、100%子会社のシャープ・マニュファクチャリング・ベトナムを20年2月に設立予定だ。出資額は2,500万米ドル。
鴻海グループはベトナムへの生産移転を進めており、今年上半期より家庭用ネットワーク機器、北米向けのLTEや第5世代移動通信(5G)用ネットワーク製品の生産を開始した。また、鴻海が任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の一部を生産予定である他、傘下の産業用モノのインターネット(IIoT)事業子会社、富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)も生産ライン拡張を計画している。
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