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CoCo都可の香港店舗、「デモ支持」で営業停止に


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年8月12日_記事番号:T00085132

CoCo都可の香港店舗、「デモ支持」で営業停止に

 香港で「逃亡犯条例」改正に反対する大規模なデモが発生した6月16日、同地域に進出する台湾系飲料スタンドチェーン、CoCo都可の店舗で発行されたレシートに「香港人加油(香港人がんばれ)」とデモを支持するとみられる文言が印刷されていたことがインターネット上で指摘されたことを受け、同チェーン中国法人はこのほど、「店員の個人的な行為だが、当該店舗は営業を一時停止した」と説明。その上で「香港は中華人民共和国の不可分の一部分であることに疑いの余地はない」との声明を発表した。10日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/08/12/11coco_2.jpg6月のレシートながら、中国のネットユーザーが9日に発見したことで、急に営業停止となった(9日=中央社)

 CoCo都可は設立20年余りで、台湾の他、中国、日本、米国、カナダ、英国など世界で3,600店以上を展開している。声明発表後、公式ホームページや台湾のフェイスブック(FB)ページが相次いでアクセス不能となっている。

 中国のネットユーザーが最近、中国で店舗を展開する台湾系スタンドチェーンの多くに対し、一部店舗が香港のデモを支持する姿勢を示したり、国名表記に中国と台湾を並列して記載したなどとして「台湾独立派」や「香港独立派」と指摘し、不買運動を呼び掛けており、中国法人が「一つの中国」など同国政府の方針に対する支持を表明するケースが相次いでいる。