ニュース 電子 作成日:2019年8月15日_記事番号:T00085221
プリント基板(PCB)メーカーの定穎電子(ダイナミック・エレクトロニクス)が、桃園工場を売却すると発表した。同工場は赤字が続いており、中国工場に生産を集中する。桃園には研究開発(R&D)センターを設置する。15日付工商時報などが報じた。
同社は最低売却価格を8億2,000万台湾元(約27億7,000万円)に設定し、10月18日に入札を実施するもようだ。
桃園工場は従業員600人、月産能力は20万平方フィート(約1.86ヘクタール)で、▽ウエアラブル(装着型)端末▽ゲーム機▽タブレット端末──など向けPCBを生産している。生産設備が古く、延べ床面積が小さいため、自動化や拡張ができず、ここ3年は9,000万~2億元の赤字が出ていた。
中国では江蘇省昆山市と湖北省黄石市に工場がある。昆山工場は昨年下半期に受注の一部を黄石工場に移したため、設備稼働率が低下し、今年上半期も赤字となった。桃園工場の生産機能を昆山工場に移転することで、昆山工場の設備稼働率を引き上げ、黒字回復を目指す。
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