監査法人プライスウォーターハウスクーパース（ＰｗＣ）が14日発表した時価総額上位100社のランキングで、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は世界37位と、台湾企業で唯一ランクインした。７年連続でランクインしたものの、過去最高位だった前年より14ランク順位を下げた。15日付工商時報などが報じた。
ＴＳＭＣの時価総額は2,060億米ドルで前年比6.3％減だった。米中貿易戦争の影響を受けた。
上位100社合計の時価総額は21兆米ドルで前年比５％増え、過去最高を更新した。首位はマイクロソフト（9,050億米ドル、前年比29％増）で、７年連続首位だったアップル（8,960億米ドル、５％増）を上回った。３位以下は▽アマゾン・ドット・コム▽グーグル親会社のアルファベット▽バークシャー・ハサウェイ（著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社）▽フェイスブック（ＦＢ）──の順だった。
上位100社にランクインした米国企業は54社で横ばい、欧州企業は20社と３社減少、中国、香港企業は14社だった。
業種別では、首位のテクノロジー業が５兆6,910億米ドル、２位の金融業が３兆7,960億米ドルで前年比３％減少した。バイオテクノロジー業は２兆7,290億米ドルで15％増え、３位に浮上した。
