タイヤ大手、南港輪胎（ナンカン・ラバー・タイヤ）は15日、台北市南港区の同社旧工場跡地で進める大規模開発計画「世界明珠」について、建設予定のオフィスビル２棟のうち１棟の13～27階物件と駐車場100台分を、ＩＴ（情報技術）製品販売で世界２位の聯強国際（シネックス・テクノロジー・インターナショナル）に63億5,800万台湾元（約216億円）で販売する覚書（ＭＯＵ）を交わしたと発表した。16日付工商時報が報じた。
世界明珠計画は敷地面積9,453坪の用地にオフィスビル２棟、住宅６棟、商業施設など延べ床面積６万7,067坪の建物を建設するもの。年末に建設許可を取得し、４～４年半後に完成予定だ。
シネックスは賃借中の本社ビルが人員拡大により手狭になってきたため、本社移転先として世界明珠計画のオフィスビル物件購入を決定した。オフィス物件の１坪当たり成約価格は約100万元、駐車場は１台当たり300万元だ。
