ニュース 金融 作成日:2019年8月16日_記事番号:T00085254
香港で「逃亡犯条例」改正反対デモをきっかけとする混乱が長期化する中、16日に中国本土系銀行から預金を一斉に引き出す運動が呼び掛けられるなど、金融市場にも混乱が及びかねない状況となってきた。台湾の金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は「最悪の状況は資金が香港から引き揚げられることだが、現在は差し迫った危険はない。台湾系銀行は法人向け業務が主体で、取り付け騒ぎが起きても影響は少ない」と述べた上で、「本当の衝撃は、国際市場が香港のアジアにおける金融センターの地位を信頼しなくなることだ」と指摘した。16日付蘋果日報が報じた
顧主任委員(中)は世界的な資金の移動が起こる可能性があり、状況を注視していくと述べた(15日=中央社)
一方、彰化商業銀行(CHB)の凌忠嫄董事長は「香港人が資金を避難させるとすれば、台湾への移転が予想され、台湾の銀行にとっては大きなビジネスチャンスになるかもしれない」と述べた。
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