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TSMC・ASEH・鴻海、半導体の異種統合に注力


ニュース 電子 作成日:2019年8月19日_記事番号:T00085264

TSMC・ASEH・鴻海、半導体の異種統合に注力

 ▽ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)▽半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)▽電子機器受託生産サービス(EMS)最大手の鴻海精密工業──が、異なる種類のチップを統合するヘテロジニアス・インテグレーション(異種統合)技術に注力している。同技術は中国の競合メーカーに対するリードを広げる鍵になるとみられている。19日付経済日報が報じた。

 TSMCは、集積ファンアウト(InFO)型パッケージングを手掛けており、ヘテロジニアス・インテグレーション関連の最大顧客は米アップルとされる。今後はスマートフォン用チップの性能向上に向け、次世代メモリーの統合を進めるとみられている。

 ASEHは、同社のシステム・イン・パッケージ(SiP)を採用する顧客が増えていると説明した。米クアルコムなどからの需要が強く、台湾とメキシコで関連技術への投資を拡大している。

 鴻海グループは、傘下で半導体封止・検査を手掛ける訊芯科技控股が、2016年にアバゴ・テクノロジーズ(現ブロードコム)の光ファイバーモジュール部門を買収した鴻海グループの鴻騰精密科技からSiPを受注しているようだ。