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富邦産険の越子会社に認可、業界初


ニュース 金融 作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008531

富邦産険の越子会社に認可、業界初


 富邦金融控股は1日、傘下の富邦産物保険がベトナム子会社設立の認可をベトナム財政部から取得したと発表した。富邦産険が初めて100%出資する海外子会社となり、来年から正式に営業を開始する予定だ。域内の損害保険会社がベトナムに子会社を設立するのは初めてのケースだ。2日付工商時報などが報じた。

 子会社名は、富邦保険(ベトナム)有限会社とし、当初は主に、火災保険、傷害保険、建設工事保険、運送保険などを取り扱う予定だ。富邦産険によると、ベトナムの経済発展は目覚ましいが、保険はそれほど普及しておらず商機が見込める。現在の市場規模は100億台湾元(約350億円)ほどで、そのうち外資系保険会社のシェアが1~2割を占めるという。

 富邦産険は1996年にベトナム南部ホーチミン市に事務所を設立、05年3月に子会社設立を申請していた。また、富邦金控傘下の台北富邦銀行は先月2日、ホーチミン支店を開店した。富邦金控の蔡明忠董事長は、現地の台湾企業に銀行と保険のサービスをまとめて提供できるようになると期待を語っている。