ニュース 電子 作成日:2019年8月21日_記事番号:T00085321
アップルのiPhone向けに、2021年より中国の舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー)が6枚構成プラスチックレンズ(6P)の出荷を開始し、▽大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽玉晶光電(ジニアス・エレクトロニック・オプティカル、GSEO)▽シャープ子会社のカンタツ──の三つどもえの構図が崩れるとの見方が出ている。アップル製品の動向分析で定評がある、香港の天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)の郭明錤アナリストの予測を基に21日付工商時報が報じた。
郭アナリストは、スマートフォンの世界上位5社へのレンズ提供メーカーはわずか5~7社で、アップルはレンズ調達先を増やし、リスクを軽減する必要があると指摘した。
仮に舜宇光学がiPhone向けレンズサプライヤーに加わっても、ラーガンは今年サムスン電子への出荷を増やし、アップルへの出荷構成比は30~35%に下がっているので影響は小さい見通しだ。一方、アップルが売上高の80~85%を占めるジニアスは、iPhone向けのフロントカメラレンズの出荷が減ると予測した。カンタツは生産能力が3社の中で最も小さく、舜宇光学に受注を奪われやすいと指摘した。
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