ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

三井グループ、ViVa電視購物に20%出資へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008533

三井グループ、ViVa電視購物に20%出資へ


 テレビショッピングのViVa電視購物を運営する中購媒体科技は、8月をめどに日本の三井グループから20%の出資を受ける方向で検討している。今後日本製品の取り扱いを増やすほか、中国市場への進出で協力していく構えだ。2日付蘋果日報が伝えた。

 ViVaは中国信託系で、台湾のテレビショッピング業界では後発組だ。今年はブランド力が強まり、今年の税引き前利益が前年比4倍増の2億5,000万台湾元(約8億7,000万円)に達すると見込んでいる。同社の謝載祥総経理は、「現金が不足しているわけではなく、ノウハウの輸入や商品のラインアップ充実を図るため三井グループとの提携を選択した」と話した。

 謝総経理によると、双方はまだ正式契約に至っていないが、三井側の出資額は約2億元となる見通しだ。三井物産は過去にテレビショッピング世界最大手の米QVCに投資した実績がある。

 三井との提携は中国進出も視野に入れた動きだ。業界ではシンガポールの投資ファンド「トランスパック・キャピタル」が東森得易購を買収しているが、その目的も中国進出に向けた資金確保だった。東森得易購は既に浙江、四川両省で中国業者にノウハウ輸出を開始している。