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銭櫃・ホリデー合併計画、公平会が4回目の禁止決定


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年8月22日_記事番号:T00085355

銭櫃・ホリデー合併計画、公平会が4回目の禁止決定

 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は21日、カラオケボックス(KTV)最大手、銭櫃企業(キャッシュボックス・パーティーワールド)による同業2位の好楽迪(ホリデー・エンターテインメント)の合併計画を認めない決定を改めて下した。両社の合併が認可されなかったのはこれで4回目となる。22日付聯合報が伝えた。

 公平会は▽両社が相互に最大の競合業者であり、合併後のシェアが45%に達し、市場競争が損ねられる▽レコード会社や著作権集中管理団体、消費者保護団体などが競争制限につながると懸念している▽経済的利益が競争制限による不利益よりも小さく、競合業者の消滅による値上げの可能性がある──などを理由に挙げた。

 銭櫃は今年2月にホリデーを67億3,400万台湾元(約230億円)で買収すると発表し、事実上の経営統合を進める一方、ホリデーの上場を廃止し、銭櫃が上場を申請する計画だった。

 両社は2006年、08年、09年に公平会に対し合併を申請したが、いずれも失敗に終わっていた。

 公平会の彭紹瑾副主任委員は「6月に業界、学識者による座談会で意見を聴取し、21日の議論では合併を禁止する決定について、多数の委員の意見が一致した」と説明した。