ニュース 社会 作成日:2019年8月22日_記事番号:T00085358
台湾で1995年から2015年までの期間に肺腺がんの発生率の上昇が目立ち、特に高雄・屏東地区での増加率が北部の15倍以上に上ったとする調査結果がまとまった。肺腺がん患者の53%は喫煙経験がなかったため、研究陣は大気汚染と関連があると推定している。22日付聯合報が伝えた。
今回の調査結果は台湾大学、中興大学、陽明大学、国家衛生研究院(国衛院)、台湾がん登録センターが肺がん患者37万人のデータを集めて分析したものだ。
それによると、台湾の肺腺がんの発生率は上昇を続け、肺腺がん以外のがんの発生率は低下していることが分かった。肺腺がんの発生率は男性で10万人当たり9.06人から23.25人、女性で7.05人から24.22人に上昇した。
特に注目すべき点は、2007年以降、台北市、新北市、基隆市、桃園市での肺腺がんの増加率は0.3%だったのに対し、高雄・屏東地区では4.6%に達したことだ。台北医学大学内科学系の曽健華助理教授は「大気汚染が非喫煙者の肺がん罹患(りかん)の主な因子である可能性がある」と指摘した。
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