ニュース 社会 作成日:2019年8月26日_記事番号:T00085415
総統外遊を利用した免税たばこ密輸事件を捜査している台北地方検察署は23日までに、国家安全局(国安局)で免税たばこの調達役を務めてきた呉宗憲容疑者(前少校=少佐に相当)、中華航空(チャイナエアライン)で機内免税品販売を担当してきた空中商用品供応営銷処前副総経理の邱彰信容疑者ら計13人を脱税商品運搬などの罪で起訴した。24日付聯合報が伝えた。
台北地検は、馬英九前総統時代の同様の手口による免税たばこ密輸の容疑者については、今後、捜査対象となると説明した(23日=中央社)
調べによると、邱容疑者は免税品売り上げを確保するため、購入量の制限を設けずに免税たばこを供給していたことが分かり、注文の取りまとめ役だった呉容疑者と並び、事件の主犯格と断定された。
国安局側では総統の警備任務に当たる「永和警衛室」の外衛主任の陳逸夫少将、内衛主任の林国欽少将ら高い階級にある人物も起訴された。
呉容疑者を通じ、免税たばこを注文した人物はこれまでに112人が判明。うち国安局特勤中心警安組の林志建上校(大佐に相当)は565カートンを注文し、業者への転売で3万5,000台湾元(約11万7,000円)の不当利得を得ていた。
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