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PCBのダイナミック、420人解雇計画


ニュース 電子 作成日:2019年8月27日_記事番号:T00085423

PCBのダイナミック、420人解雇計画

 プリント基板(PCB)メーカー、定穎電子(ダイナミック・エレクトロニクス)は、10月15日に従業員420人を解雇する計画を桃園市政府労働局に提出した。台湾の従業員は現在490人。フレキシブルプリント基板(FPC)大手、嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)の434人解雇に続く、PCB業界で今年2件目の大規模解雇となる。27日付工商時報などが報じた。

 同社は、赤字が続いていた桃園工場の売却入札を10月18日に行い、生産は中国湖北省黄石市の工場で引き継ぎ、桃園は運営本部として研究開発(R&D)、技術サービス、受注などを行うと説明した。

 同社は1988年設立で、2001年より桃園工場で自動車向け生産を開始し、03年より江蘇省蘇州市の昆山工場で量産を開始した。黄石工場は自動化を推進し、桃園、昆山工場を合わせた生産能力の2倍を目指す。

 同社の上半期純損失は2,638万台湾元(約8,900万円)。7月は純利益2,900万元で黒字に転換した。