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プラ化中間原料、7月は3.8〜12.5%値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008544

プラ化中間原料、7月は3.8〜12.5%値上げ

 
 国際軽油価格が今週に入り過去最高の1,220米ドルまで上昇していることを受け、川下業者は域内のエチレン、プロピレンの契約価格も、7月中に再値上げが行われると予測している。このため、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾聚合化学品、李長栄化学工業などのプラスチック化学中間原料メーカーは、域内販売価格をポリ塩化ビニル(PVC)で1キログラム当たり2台湾元(約7円)、ポリエチレン(PE)類で3~4.2元、ポリプロピレン(PP)で7~8元の値上げすることを決めた。値上げ幅は3.8~12.5%だ。2日付蘋果日報が報じた。

 エチレン、プロピレンの6月の域内契約価格は全面的に上昇し、エチレンで1トン当たり90米ドル上昇の1,540米ドル、プロピレンで同180米ドル上昇の1,590米ドルとなった。

 川下業者によると、国際軽油価格の高騰に加え、台湾中油の第5ブタジエン・プラントで故障が発生し、前倒しで年次補修に入るとの情報もあることから、7月もエチレン、プロピレンの契約価格は引き続き上昇を続けるとみられる。

 中間原料の持続的な値上げにより、証券会社では、台湾塑膠工業の6月の売上高は200億元を超えて過去最高となる可能性もあるとしている。