ニュース その他製造 作成日:2019年8月28日_記事番号:T00085461
電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)傘下のコンタクトレンズメーカー、晶碩光学(ペガビジョン)は27日、12億6,800万台湾元(約42億8,000万円)を投じて桃園市大渓区に新工場を建設すると発表した。土地取得費用などを含めた総予算額は27億4,000万元。9月着工、2022年の出荷開始を予定する。同社の生産能力は53%増加し、中台市場の開拓を強化する。28日付経済日報が報じた。
ペガビジョンは、市場変化に対応し、需要に応えるためと説明した。新工場には自動化スマート生産ラインを導入し、月産能力は4,590万枚と既存の亀山工場の3,000万枚を上回る。成長著しい市場で、コスト低減も求められていることが背景にある。
ペガビジョンの1~7月連結売上高は17億9,000万元で、前年同期比4.7%増だった。同業各社は製品や市場のすみ分けで共存を図っているものの、大手の金可国際の43億元、精華光学(セントシャイン・オプティカル)の37億元には及んでいない。
近年は、スマートフォン用光学レンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)傘下の星欧光学(ラーガン・メディカル)、液晶ディスプレイ(LCD)用偏光板の明基材料(BenQマテリアルズ)傘下の視陽光学(ビスコ・ビジョン)などハイテク大手も注力しており、年間約85億米ドルとされる世界市場を巡って競争が激化している。
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