ニュース 運輸 作成日:2019年8月28日_記事番号:T00085465
行政院は27日、日本統治時代に建設され、1979年に全線廃線となった宜蘭県の羅東森林鉄路(太平山森林鉄路の平地線)を観光鉄道として再建すると発表した。宜蘭県政府が800万台湾元(約2,700万円)を投じて再建計画をまとめ、来年末に提出する予定だ。28日付蘋果日報が報じた。
かつては平地線と山地線の乗り換え拠点だった土場駅。土場駅から太平山林場までの鉄道再建やケーブルカー導入なども検討課題に上るようだ(行政院リリースより)
羅東森林鉄路は、太平山林場から木材を羅東市街地へ輸送するために建設が始まり、1924年に竹林駅~土場駅の全長約37キロメートルが開通、26年には旅客輸送も開始した。その後、78年の台風で深刻な水害に遭い、長年赤字経営だったこともあり、翌年全線廃線となった。現在、羅東森林鉄路のレールはなくなり、駅舎も数カ所残っているだけだ。
林姿妙宜蘭県長は昨年12月の就任以来、中央政府に森林鉄路の再建を訴えていた。再建計画では、竹林駅に隣接していた羅東林場にオープンした羅東林業文化園区から中興文化創意園区を経由し、土場駅跡地までを鉄路で結ぶ。歴史・文化的遺産の回復により、観光産業の発展につなげる考えだ。
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