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仕欽がまた不渡り、債権行が再建に見切り


ニュース 電子 作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008548

仕欽がまた不渡り、債権行が再建に見切り

 
 先週25日に手形の不渡りを出したパソコンフレームの仕欽科技(エバースキル・テクノロジー)で30日、再び手形16件、計1億900万台湾元(約3億8,000万元)の不渡りが発生した。また債権行で、中国信託金融控股(中信金)傘下の中国信託商業銀行(CTB)は1日、6月分の貸倒引当金に10億元の積み増しを公告し、同行が仕欽の再建に見切りをつけたことが明らかとなった。2日付工商時報が報じた。

 CTBでは、売掛債権担保融資の回収に懸念が生じたが、仕欽からは具体的な説明がなく、回収の不確実性が極めて高くなったため、貸倒引当金の積み増しを行ったとしている。

 中信金によると、仕欽はCTBに対し、一般融資およびシンジケートローンの債務残高が2億7,000万元、さらに売掛債権担保融資の債務残高が7,200万米ドルとなっている。

 同社の土城工場(台北県)は不渡り発生後、給与の未払いを懸念して既に100人余りが自主的に離職したという情報も伝えられている。しかし、林宏仁仕欽協理はこれを否定している。