ニュース 商業・サービス 作成日:2019年8月29日_記事番号:T00085490
外食宅配代行サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の一部配達員が、29日に台湾全土で一斉にサボタージュを行うようインターネット上で呼び掛けた。29日付聯合報が伝えた。
原因は、ウーバーイーツが奨励金の支給制度を改めたこと。新制度では、制限時間内に一定の配達回数をこなさなければ、奨励金が受け取れなくなり、一部の配達員の間に不満が広がった。中には、サボタージュを1週間続けると主張する配達員もいるという。
ウーバーイーツは、需給に合わせ、異なる受注習慣を持つ配達員のために個別化した奨励プランであり、基本となる受注報酬の計算には影響しないと説明した。
ウーバーイーツの配達員は、雇用契約ではなく、請負契約を結んでいる。サボタージュに加わるある配達員は、以前は1回の受注で平均70~80台湾元(約235~270円)を稼ぐことができたが、新制度では40~50元に実入りが減った。受注回数による奨励金を稼ごうとするが、3日間に75~80回受注しないと高収入は得られず、条件を満たすには1日12時間以上働く必要があると話した。同配達員は、配達員に受注を奨励するという美名の下で、長時間働くように要求しているに等しいと批判した。
労働部労働関係司の王厚偉司長は、ウーバーイーツの配達員とプラットフォーム業者は請負の性格の契約を結んでいるが、契約内容を一方的に変更することはできないと指摘した。
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