ニュース 政治 作成日:2019年8月29日_記事番号:T00085492
韓国瑜高雄市長の妻、李佳芬氏が28日、雲林県古坑郷に保有していた「農舎」を22日に売却したと発表した。農舎は本来農業目的の建築物だが、李氏の物件は4階建ての豪華住宅で、しかも違法建築が指摘されていた。29日付蘋果日報は、低落気味の韓氏の選挙情勢を挽回する狙いがあると報じた。
弁護士と共に記者会見を行った李氏(中)。売却した農舎の現在の市場価値は約2,000万元とされる(28日=中央社)
売却相手は高雄市に住む陳姓の女性で、売却額は800万台湾元(約2,700万円)と伝えられる。李氏の財産報告によると農舎と農地は2002年に計837万6,400元で購入しており、李氏は記者の質問に対し売却で損失が出たことを認めた。
ある弁護士は売却の目的について、違法建築の政治スキャンダルから逃れるためであることは明白で、タイミングは架空売買の疑いを感じさせると指摘した。
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