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紫光集団のNOR生産事業、元UMC副董事長がCEOに【表】


ニュース 電子 作成日:2019年8月30日_記事番号:T00085498

紫光集団のNOR生産事業、元UMC副董事長がCEOに【表】

 中国の国有半導体大手、紫光集団は28日、台湾のファウンドリー2位、聯華電子(UMC)で副董事長などを歴任した孫世偉グローバル執行副総裁(61)が、同グループ傘下でNOR型フラッシュメモリーなどを生産する武漢新芯集成電路製造(XMC)の総経理兼首席執行官(CEO)に就任したと発表した。30日付経済日報が報じた。

/date/2019/08/30/01ceo_2.jpg武漢新芯は10年以上の生産経験があり、世界中に顧客を擁する(同社リリースより)

 紫光集団では、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の元総経理、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の元董事長で「台湾DRAMの父」と呼ばれた高啓全氏が7月よりDRAM事業群のCEOを務めており、重慶市にDRAMの12インチウエハー工場などを設置すると発表したばかりだ。台湾半導体業界のエリート人材だった2人が紫光集団のメモリー事業をけん引することで、南亜科技や華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)などにとって脅威となりそうだ。

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 武漢新芯は12インチウエハー工場2基を持ち、NOR型フラッシュメモリーやMCU(マイクロコントローラー)などを生産している。