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益通の6月売上高、エム・セテックとの提携で大幅増


ニュース その他製造 作成日:2008年7月2日_記事番号:T00008553

益通の6月売上高、エム・セテックとの提携で大幅増

 
 太陽電池大手の益通光能(イートン・ソーラー)は、太陽電池用シリコンウエハー日本最大手のエム・セテックとの提携で大量の原料供給を確保したことが奏功し、6月の売上高は13億1,500万台湾元(約46億円)で前月比19.5%の大幅増となった。2日付工商時報が報じた。
 
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 益通は第2四半期売上高も前期比50%以上成長して33億元となり、上半期売上高の年成長率は141.4%に達した。
 
 益通とエム・セテックが交わしている原料供給の契約価格は、市場価格よりも大幅に低いとされる。そのことは、益通が「第2四半期の粗利益率は市場予測よりも絶対に高い」と強調していることからもうかがえる。

 また、垂直統合を進める益通は、既にシリコンウエハーの米アデマ・テクノロジーズ、モジュールの生耀光電(グロリア・ソーラー)、システムのグロリア・スパイア・ソーラーの傘下3社を統合してニューヨーク証券取引所への上場を申請中だ。実現すれば相当高い公募利益率および株価収益率(PER)となることが予想され、域内太陽エネルギー産業に新たな局面を開くとみられる。

 また、太陽電池域内最大手の茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)も、6月の売上高は21億3,700万元で、過去最高を13カ月連続で更新した。